28│2022年07月10日 聖霊降臨6 神の計画

週 句 実に、キリストはわたしたちの平和であります。
聖書    エフェソの信徒への手紙2章14節
説 教 「矛盾を生きる自由」 高橋周也牧師
聖書    エレミヤ書32章24~27節、36~44節

「とまどいから愛ゆえの応答へ」

国が崩壊し民の捕囚が間近に迫る状況下で、エレミヤは故郷アナトトの親族の畑を買い取るよう命じられます。エレミヤは正しく世界を見つめていた人ですから、この神様の命令は理解に苦しむものでした。ですから、本日の箇所には、そのとまどいがありありと表現されています。何しろ軍事力の脅威にさらされ飢饉と疫病が蔓延するなか(残念なことに我々が生きる2022年も、それらを全く他人事と思えません!)、エレミヤは「今この時にそれをせよと言うのですか?」と当惑を隠せませんでした(24~25節)。やがて、土地を買った時の購入証書が有効になる時(バビロン捕囚の終わり)が来るのですから、この時のエレミヤには心底理解できなかったとしても、この導きにはきちんとした意味がありました。
今、ここでエレミヤは厳しい現実そのものを突きつけられつつも、その上で神様の約束を見るように促されているのでしょう。今回の神様の導きは、知的な理解というよりも、むしろ心で受け、愛によって応答することが求められていると言えます。「彼らはわたしの民となり、わたしは彼らの神となる」(38節)のは、神様が全能の力によって民に服従を強いることによって実現するのではありません。神様が民に喜びをもって恵みを与えることによって、人々に神様を仰ぐ心を形づくってくださることによって成就するのです(39~42節)。