24│2022年06月12日 聖霊降臨2 神の子とする霊

週 句 知恵と知識の宝はすべて、キリストの内に隠れています。
聖書    コロサイ信徒への手紙2章3節
説 教 「人々に注がれたもの」高橋牧師
聖書    使徒言行録4章32~35節
「祈り:愛を情報化しないこと」
 今月から毎週の祈り会を始めすでに2回目を数えました。この祈り会は、レクチオ・ディヴィナという方法で聖書を読むことから始まります。呼吸を整え、御言葉に耳を傾け、心身で味わうことを大切にします。まだ祈り会では紹介していませんが、ときには聖書を書いた方に向かって、「そんなふうに感じておられたのですね」とか、「そんなことがあったんですね」と会話をしてみてもよいのです。慣れてくると“霊”の助けを得て、全体の中からどの箇所が自分に語りかけ、存在と響き合うかを具体的に感じ取ることができるようになります。
 私たちは情報社会を生きています。ですから死者数や感染者数は数値化されて伝えられますが、その時人の人生の物語が顧みられることは稀です。命が情報化されるとき、感覚的なものが排除され、存在が愛されなくなるということにつながるでしょう。同様に「聖書はだいたいこんな話である」「とにかく大事なものである」と情報化してしまっては、神様の愛を十分に受けとめているとは言えないのです。初代教会において人々が持ち物を分け合い暮らしていた時、その分配は情報や規則によってではなく愛によって行われていました。私たちが聖書の言葉を大事にすることは、私たちと人々とが互いに愛し合うことでもあるのです。