12│2020年03月15日 降誕4 受難の告知

週    句

鋤に手をかけてから後ろを顧みるものは、神の国にふさわしくない。
ルカによる福音書9:62
説  教  「伝承からの解放」    :佐野清文

受難の予告
ヨシュ24:14~24、ガラ2:11~21、ヨハ6:60~71、詩90:1~12。

63人を生かすものは霊であって、肉はなんの役にも立たない。わたしがあなたがたに話した言葉は霊であり、また命である。
ヨハネによる福音書6:63

信仰が揺らぐということ、誰もが少なからず経験することでしょう。そのきっかけは多様です。「実にひどい話だ。だれが、こんな話を聞いていられようか」と、イエスの元から多くの弟子たちが離れ去っていきました。この箇所の直前で、しるしとしての天からのパンを求めた人々に対して、イエスは「わたしが命のパンである」と宣言されました。人々にとっては「思てたんとちがう」答えだったのでしょう。思い描いていたメシア像とは随分と異なっていた、これは人々にとって大きな躓きのきっかけだったことを想像します。しかし、イエスはその身をパンとして人々に与えられ、生ける者としてくださる方であるということが聖書を通して明らかにされています。
福音書の御言葉の最後では「その中の一人は悪魔だ」と、イスカリオテのユダがイエスを裏切ることを不気味な響きの言葉をもって予告されていますが、多くの弟子たちの離反に続いてイエスは残った弟子たちに語りかけます。「あなたがたも離れていきたいか」と。
その身を裂かれることさえ厭わず、歩みを進められるイエス。このイエスをわたしたちのために与えられた神の業と神の愛に触れた私たちはいかに応答するのでしょうか。
礼拝と音楽」より