40│2017年10月01日 聖霊節18 新しい戒め

週    句

もの皆があなたに目を注いで待ち望むと、あなたは、時に応じて、食べ物をくださいます。
詩編 145:15
説  教   「神に倣う者となれ」?! :梅田 環

新しい戒め
出20:1~17、エフェ5:1~5、マタ19:13~30、詩119:33~40。

あなたがたは神に愛されている子供ですから、神に倣う者となりなさい。
エフェソの信徒への手紙 5:1

 パウロは、苦難に耐えることにおいては、「わたしに倣うように」と模範を示して来ました(Ⅱテサ3:9)。そう教えられた者は、キリストが苦難を耐え忍ばれたことに倣うべきことを学び、「主に倣う者となっていきました(Ⅰテサ1:6)。倣うべきはパウロではなく、神なのだ(!)という「新しい戒め」を明確に打ち出したのが、「神に倣う者となりなさい」という勧めでした。
 その基は、キリストがわたしたちを愛して、ご自身を神に献げてくださったことにあります。わたしたちは、罪に死んで新しい命に生きる者、神の子とされたのだから、「神に愛されている子供」として、新たに生きよ、と言われているのです。
 「愛によって歩みなさい」とは、「愛において生きよ」という言葉で、まず自分自身が愛の内にあることが命じられています。そのように生きることで、言葉と行いが生まれてくるように、と願ったのです。
 3節以下は、内面に潜む欲望に関するもので、これらの言葉を口にするのは、どこか楽しくもあるのですが、それを制するように、と十戒においても教えられています(出20:1~17。肉の体を持つわたしたちには難しく、「だれが救われるのだろうか」(マタ19:25)と言わざるを得ないのですが、その体が贖われることが、神の子とされることなのです(ロマ8:23)。親が子を見捨てることがないように、「神に愛されている子供」とされされたわたしたちのことを、神さまは見捨てることなく、導いてくださいます。うめきつつも、待ち望みつつ、神の愛のうちを歩んでいきたいと願わされます(詩110:40)。