38│2017年09月17日 聖霊節16 教会の一致と交わり

週    句

わたしの魂よ、主をたたえよ。主の御計らいを何一つ忘れてはならない。
詩編 103:2
説  教  「心を一つにし思いを一つに」:梅田 環

教会の一致と交わり
エゼ37:15~28、Ⅰコリ1:10~17、マタ18:10~20、詩147:1~7。

兄弟たち……、皆、勝手なことを言わず、仲たがいせず、心を一つにし思いを一つにして、固く結び合いなさい。
コリントの信徒への手紙 一 1:10

 教会形成の途上には、様々な困難があります。パウロはそれをキリスト信仰によって整理し、「キリストの名によって」勧告し、信仰と服従をもって聞くように、と諭します。「仲たがい」は「分争/分派」とも訳される語で、あなたがたの行為はこのように見える、とパウロは言います。
 「思いを一つに」とは、「同じ判断/意見」という語で、「意志」とも訳されますが、「わたしの手の中で一つとなる」(エゼ37:19)と言われているように、神によってなされることです。それはわたしたちの祈りの根底にあるべきもので、「心を一つにして求めるなら、わたしの天の父はそれをかなえてくださる」と言われます(マタ18:19)。
 「固く結び合いなさい」とは、「正常の状態/完全にする」との意で、教会の活動がバラバラに自分本位になされるのではなく、一心同体になるよう求めました。それはバプテスマにかかわる重要なことでした。「パウロの名によって」とは、パウロと相手との繋がりを表し、「キリストの名によるバプテスマ」を否定します。だからこそ、キリストのみの信仰に立つよう勧めるのです。たとえ指導者がすぐれていようとも、キリストを引き裂き、党派を造ることは許されません。「キリストにつく」と主張する者も同様で、「自分だけが……」という姿勢は教会を解体します。
 パウロは、キリストから遣わされた者としての自覚に生き、福音を「言葉の知恵によらないで告げしらせる」ことに徹しました。このことは、教会を建てようと願う者の根底的な課題です。