01│2020年01月01日 降誕 命名 キリストの降誕

イエス・キリストは、きのうも今日も、また、永遠に、変わることのない方です。
ヘブライ人への手紙 13:8
説  教   「光は闇の中で輝いている」:梅田 環

キリストの降誕
イザ62:6~7,10~12、テト3:4~7、ヨハ1:1~14、詩9:2~13。

光は闇の中で輝いている。闇は光に勝たなかった。
(聖書協会共同訳)
ヨハネによる福音書 1:5

 「光」という言葉から、どのような「光」を連想するでしょうか。闇夜の辺り一面を照らし輝くような光、あるいは、燭火礼拝でともされる一つ一つの小さな灯(あか)りのような光かも……。
 ヨハネによる福音書は、神の「言(ことば)」が、光として、この世に到来した、とクリスマスの出来事を表現しますが、わたしには、この光は、今にも、吹き消されそうな小さな灯火のようなものとして連想されます。しかし、この光が、人間を照らす光であり、「闇は光に勝たなかった」(聖書協会共同訳)のです。
 イザヤ書の語る、城壁の上に配置された見張り(62:6)にとって、朝の光によって夜の暗闇が打ち破られる様は、日々の繰り返しであったとしても、喜びや希望そのものだと想像できます。捕囚の後、かつて語られた預言が成就しないと感じ、神の真の救いはいつか? はたしてそれは来るのか? と、人々が懐疑的になった時代、第三イザヤは、新しい朝を待ち望む見張りの役を挙げ、神の救いの確かさ、人々が喜びと希望の内に生きる時、新しい夜明けの時が必ず来ることを、告知します。クリスマスは、まさに、この出来事を現しています。
 ヨハネ福音書は、この光について、「光は暗闇の中で輝いている」と、現在形で書き記します。神の救いは、今、ここに! このたびも共に祝うクリスマスが実現できました。全ての人のもとに「人間を照らす光」が与えられ、神から遣わされた独り子によってすべての人が生きるようになるためにと。神の愛がここに実現していることに感謝しつつ、クリスマス・シーズンを過ごしたいと思います。