52│2019年12月22日 降誕前1 告   知

週    句

主において常に喜びなさい。重ねて言います。喜びなさい。主はすぐ近くにおられます。
フィリピの信徒への手紙 4:4、5
説  教    「主は…立ち上がられる」 :梅田 環

告   知
ゼカ2:14~17、ヘブ10:1~10、ルカ1:57~66、詩89:20~30。

全ての肉なる者よ、主の御前に黙せ。
主はその聖なる住まいから立ち上がられる。
ゼカリヤ書 2:17

 預言者ゼカリヤは、紀元前520年にその預言活動を始めたとされています。バビロン捕囚解放後20年弱を経たのですが、神殿再建がさまざまな事情によって進展していない状況にありました。
 幻を通して、主は語られます。神殿再建完了の暁には、「あなたのただ中に住まう」と。しかも、幻の最後には、「聖なる住まい」から立ち上げる、とさえ言われます。それは、天の住まいから立ち上がり、地上に再建された神殿にやって来られる、ということを意味するようです。捕囚中は、勿論、解放後も、なかなか思う通りにことが運ばない、その苦境の中で、しばしば、民は神の不在を感じていたかもしれません。その民に、神が「あなたのただ中に住まう」と約束される言葉は、人々を奮い立たせ、新しい希望を抱かせる力に溢れています。
 主が来られる時、「多くの国々」はわたしの民となる、と言います。神の救いは誰をも排除しない。「インマヌエル=神は我々と共におられる」が真実のことであることが証しされ、救いの広がり・確かさがここに明らかにされます。そして、この主が来られると描かれる様に、わたしたちは主イエスのご降臨を重ね合わせるのです。
 ヘブライ人への手紙の中で、キリストがこの世に来られた時、「ご覧ください。わたしは来ました。御心を行うために」と語られたとされます(ヘブ10:9)。様々な分断と隔ての溝が深くされてしまっているこの時代にあって、全ての人の救い主として主イエスがおいでくださるという恵み、そこからの喜びを共に分ち合うことの中に、クリスマスを祝う意味がより一層深められて行くのではないでしょうか。