45│2018年11月04日 降誕前8 保存の契約/ノア

週    句

王の王、主の主、唯一の不死の存在である神に、誉れと永遠の支配がありますように。
テモテへの手紙 一 6:15、16
説  教    「雲の中に虹を置く」   :梅田 環

保存の契約/ノア
創9:8~17、ロマ5:12~21、ルカ11:33~41、詩1:1~6。

すなわち、わたしは雲の中にわたしの虹を置く。これはわたしと大地の間に立てた契約のしるしとなる。
創世記 9:13

 神は、ご自分の創造世界に悪がはびこる様子を見て、後悔し、一掃することを決意し、実行されました。わたしたちも、争いや、利権の奪い合いが蔓延する世の中で、いのちを守ることが軽視されていると感じる時、おかれた環境に裏切られたり、傷つけられたりする時、自分自身に落胆したり、絶望したりする時、いっそ全てを無に帰そう、と考える。〈わたしなどいなくなってもいい、周りのものもすべてなくなればいい〉、そのような思いに駆られることがあります。自分自身に対しても、他者に対しても、破滅的な衝動に駆られるのです。
 しかし、神は、洪水とその後の契約において、破滅的な行動からは何も生まれないことを教えているのです。そして、わたしたちの体と心を、契約の虹に方向転換するよう促しているのです。
 虹は弓を表します。弓を置くということは、戦いの道具、いのちを奪う道具を手放し、神と人とが和解して、共に、平和の道を歩む、という神の決意を意味しています。神は、わたしたちに、何の条件もなしに、この世界を、そして、わたしたちを、守り続けることを約束されました。神は、わたしたちの人生のパートナーとして、わたしたちが喜びにある時も、病や貧しさに苦るしも時も、見捨てず、共に歩んでくださるのです。
 この契約にわたしたちが留まる時、わたしたちも、戦いの道具を置き、いのちを奪うために、この身を用いることをやめなければなりません。神と、自分自身と、隣人と、向き合い、和解し、互いに尊重し合って、平和を実現するために働く神の業に参加しましょう!