44│2018年10月28日 降誕前9 創造

週    句

初めに神は天と地を創造された。
創世記 1:1
赦しはあなたのもとにあり、人々はあなたを畏れ敬うのです。
詩編 130:4
説  教    「男らしく、腰に帯をせよ」:梅田 

創   造
ヨブ38:1~18、黙14:8~17、ルカ12:13~31、詩148:1~6。

主は嵐の中からヨブに答えて仰せになった。/これは何者か。/知識もないのに、ことばを重ね…男らしく、腰に帯をせよ。
ヨブ記 38:1〜3

 「正しい人」と呼ばれたヨブは、そう呼ばれるにふさわしいと思われる人生を歩んでいました。家族、財産、信仰、あらゆる面で、満たされており、理想的な生き方をしていました。正しいから、ご褒美として、それらのものが与えられた、もしくは、その満たされた豊かなヨブを見て、「正しい」という評価を下しているともいえます。そのヨブが、子どもを亡くし、重い病に悩まされることとなる。
 苦しむヨブは、「なぜ」、と神に問います。この「なぜ」に対する答えを見いだせないヨブを、友人たちは慰めようとし、ヨブの疑問への答えを、自分たちの知識や経験から導き出そうとします。そして、苦しみがヨブを撃ったのは、ヨブが「罪をおかしている」からに、違いない、と結論づけ、自分自身が罪人であることを認めるよう、ヨブに迫ります。しかし、ヨブは納得しないのです。
 わたしたちも、このヨブの友人たちのような理解で、友人に接してはいないでしょうか。わたしたちの生の基盤を揺るがす苦しみの質で、わたしたちの人生、いのちを評価している、もしくはされている。苦しみの出来事、その一点において、わたしたちの全てが呪われたもののように捉えられ、いわれのない罪を背負わされ反省させられていることがないでしょうか。このような力に抵抗するヨブの姿は不信仰者ではない。神は、そのような勢力に対して否を突きつけている。わたしたちも、このような力に抵抗していいのです。
 神は、苦しむわたしたちの「なぜ」に答えない。ただ、創造の業に目を向けよと言われます。「男らしく、腰に帯をせよ」!