29│2018年07月15日 聖霊降臨9 神による完全な武器

週    句

あなたがたは、もはや、外国人でも寄留者でもなく、聖なる民に属する者、神の家族である。
エフェソの信徒への手紙 2:19
説  教    「神の協力者」    :梅田 環

神による完全な武器
サム上17:38~503、Ⅱコリ6:1~10、マル9:14~29、詩18:26~35。

わたしたちは、また、神の協力者としてあなたがたに勧めます。神からいただいた恵みを無駄にしてはいけません。
コリントの信徒への手紙 二 6:1

 コリント教会のパウロを批判する勢力は、パウロの使徒職を疑問視し、非難していた。パウロ自身は、病も抱えており、肉体的にも、精神的にも、苦しめられた。しかし、パウロは、彼に背を向ける者に対しても、「神の協力者」と呼びかける。
 わたしたちは、皆、神に招かれ、神の働きに参与するよう、呼びかけられている。その仲間は、人種も、風習も、言語も、指向も、何もかもが違う。通常、仲間とは、地位や職業など共通のものを持つ者たちの集まりや、一つの物事に取り組む者たち集まりを意味する。しかし、パウロが「協力者」と呼びかけた人々は、立場、状況、考えが違うどころか、パウロを徹底的に苦しめる者も含むのだ。
 パウロは、イエス・キリストを信じる者がこの世界に宣べ伝えるべきは、和解の知らせである、と語る。わたしたちは、イエス・キリストによって救われた。それを、自分の内だけのこととして完結させてはならない。また、この恵みを無駄にしてはならない。わたしたちは、受けた愛を実践する器として用いられるのだ。パウロは、共同体が神の言葉や神の真理、イエス・キリストの教えや救いを、生身のこの体で示す共同体へ成長するよう導こうとしているのです。
 キリスト教は、歴史を振り返ると、不寛容によって、甚大な問題を引き起こし、隣人を苦しめて来た。それは、神がイエス・キリストを通してわたしたちに示された愛を具現化する使命を放棄したことに他ならない。わたしたちはどうだろうか。わたしたちに、「神の協力者」と呼びかけ、わたしたちを繋ぎ止めようとする声が、ここに、ある。