26│2018年06月24日 聖霊降臨6 神の計画

週    句

互いに重荷を担いなさい。そのようにしてこそ、キリストの律法を全うすることになるのです。
ガラテアの信徒への手紙 6:2
説  教    神の恵みの選びを語る   :梅田 環

神の計画
エス4:10~5:8、使13:13~25、マル6:14~29、詩33:4~11。

この民イスラエルの神は、わたしたちの先祖を選び出し、……御腕をもってそこから導き出してくださいました。
使徒言行録 13:17

 「励ましの言葉を聞きたい」と、人々はパウロに願う。人々は1週間の仕事に疲れ果て、また、様々な課題や重荷を抱えていたことだろう。そんな彼らが聞きたいのは、裁きの言葉ではなく、「福音」だ。
 パウロはイスラエルの歴史を語る。長い歴史の中で、時に、神を疑い、恨み、逆らう姿があり、おおよそ、模範的な信仰者とは言い難い姿があった。しかし、神は、イスラエルのそばを離れることはせず、彼らに力を与え、歩みを導いて来た。この救済史は、会堂のユダヤ人が幼いときから聞いて来たことであろう。親から子へと繰り返し語られて来たことであり、彼らも語ることができた内容であった。
 しかし、パウロは全く新しい福音を宣べ伝える。ユダヤの人々が待ち望んでいた救い主が来られたということである。そして、「その方はわたしのあとから来られる」というバプテスマのヨハネの言葉を引用する。このヨハネの言葉は、救い主イエス・キリストを通して過去を振り返るよう、促しているように感じる。今まで聞いて来た救済の歴史も、自分自身の歴史も、イエス・キリストを通して見ることで、神の恵みを再発見し、そしてそれが、これからの歩みを変えることとなるのだ。
 イエスは、十字架につけられる前の夜、弟子たちの足を洗い「あとで分かるようになる」と語られた。わたしたちは、自分を襲った困難が大きければ大きいほど、犯した罪が深ければ深いほど、振り返ることが怖い。しかし、イエスの促しによって、振り返ったとき、そこで、イエスも共に苦しんでおられることを知るだろう。